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キャンプでほのぼのワーケーション

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名栗といえば川辺でのバーベキューやキャンプは定番中の定番。まさに〝THE 名栗 STAY〟といっても過言ではありません。お家でのテレワークは家族の時間が増えてうれしいですが、たまには気分を変えて出かけてみませんか?ケニーズ・ファミリー・ビレッジはまさに〝ファミリー・ワーケーションの聖地〟です。新しい家族の絆も見つかるかも知れません。

電話する男性

40代男性 旅行会社マネージャー

Day1

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10:00

自宅を出発。埼玉県東部から圏央道を使って一走り。いつもならこのミニバンの後ろにはキャンプ道具がいっぱいなのだけれど、今日は比較的少ない。妻も準備が早く済んだと上機嫌。来年小学生になる双子の子供たちは相変わらずの大騒ぎである。

12:30

飯能市内の標高197mの天覧山で一休み。妻特製のサンドウィッチと麓のOH!!!で購入したデリでランチタイム。会社から緊急のメールかと思ったら、部下からの〝楽しんでますかー?〟の愛嬌メール。

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14:00

到着。チェックイン。今回は人気の常設テントを予約したことが、少ない荷物の理由だった。子供たちは、妻の制止も聞かず、早速、河原へ降りていく。家の中じゃ、こうはいかないな…と普段のテレワークのことを思い出していた。〝課長、お子さんたち元気ですね〟と女性スタッフに冷やかされることは日常茶飯事。画面に映り込む子供たちは社内ではちょっとした名物キャラになっている。

16:00

2件ほど、簡単な打ち合わせをリモートでやり過ごし、早めの夕食の準備へ。屋外でファミリーBBQは久しぶりのこと。同じように家族で過ごし、同じように夕食の支度をしているのに場所が変わるだけでこんなに時間の流れが違うということを少し忘れていたかもしれない。

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バーベキュー
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Image by Krzysztof Kowalik
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19:00

妻と子供たちは、地域主催のナイトハイキングへ参加。〝夜の森のハイキング〟という特別イベント。私はしばしの間、部下の日報をチェック。これだけ済ませれば、明日は一日、家族で過ごせるはずなのだ。

20:30

興奮気味に帰ってきた子供たち。フクロウの声を聴いたとか、UFOが飛んでたとか、子供たちの貴重な体験になった夜。気づけば私の膝でこくり…こくり…子供たちの時間は終わりのようだ。

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22:30

静かな森の音と川のせせらぎを聞きながら、まさに川の字で就寝。

Day2

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7:00

充電満タンの子供たちの黄色い声で起床。普段より1オクターブ高い気がするのは気のせいだろうか。簡単な朝食を済ませる。

9:00

メールをチェック。落ち着いた休日になりそうだ。有給休暇をとってきた甲斐があるというものだ。会社でも今後ワーケーション制度を導入するということで、今回のことを部長にレポートを出すことになっている。仕事も、家族も、目一杯楽しまないといけない。むしろ少々、プレッシャーがあるくらいだ。

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ノートパソコン
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9:30

午前中は、鳥居観音まで山登り。車で行けばものの10分程度だが、家族でゆっくり歩くのも悪くないと妻が言い出し、行軍開始。遠くから見ていた時よりも、はるかに大きい観音様にびっくり。観音様を背に皆で一斉に驚いた変顔やポーズで記念撮影。

12:00

ランチ。名栗川を挟んだ反対側の通り沿いに食堂が一軒あるというので訪ねることに。昔からその土地にしかない食堂に入るのが好きな私のこだわりでもある。選んだ店は花廼家大衆割烹。手打ちの肉うどんが美味い!と子供たちにも大好評。いつもよりよく食べているのが何よりの答えだ。

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14:30

午後は思い思いに川遊びをしたり、その様子を妻と二人で眺めていたりと、ゆっくりとした、いい時間が流れる。

16:00

部下から緊急の電話。〝おいおい…待ってくれよ…嫌な予感がしたんだよ〟そんな会話を脇で聞いている妻の表情が少しずつ曇っていく。夕日も西の山影に沈みかけている。

18:00

夕食。我が家自慢のキャンプメニューが登場。少々、私だけが盛り上がらないのは、この後の緊急のリモートミーティングのせいだ。どうやらこれはただ事ではなさそうな気配がする。

21:00

子供たちの寝息がテントから聞こえる。妻と二人、夜風を感じながら、昼間買ってきた秩父ワインを傾ける。

〝明日、朝イチで仕事行かんと駄目になった。お得意先が激怒している。〟

〝大丈夫なの?〟

〝部下のせいとは言えないし、課長は楽しくワーケーションです!とも言えないしな〟 

〝・・・・〟

〝帰りは君が運転していってもらっていい?飯能駅で降ろしてくれる〟

〝仕事が家庭に近くなった分、家族もあなたの仕事に近づくってことよね、スーツはあるの?〟

〝一応、車に積んできた〟

〝準備がいいのね?〟妻が笑った。

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Day3

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8:30

チェックアウト。子供達には妻が事情を伝えたようで愚図ることもなく。いつものような笑顔で後部座席に乗り込んだ。キャンプ場に不釣り合いのスーツ姿でハンドルを握った。

9:00

飯能駅。運転を妻に交代する。〝悪いな、みんな〟〝行ってらっしゃい〟今日は玄関ではなく車から3人が手を振る。いつもより少し大きく振ってくれた気がしたのもワーケーション効果の一つだろうか。

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11:00

私は、部下と共にお得意先の受付に立っていた。(〝近いな…意外と。名栗〟)そんなことを思いながら…。

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